大学卒業後、政府系金融機関に就き、或るクレーム対応した時のこと、相手が怒っているのが嫌でしたが、この人たちも苦しんでいる、双方の話を聞かないと物事の本質には迫れないと気づきました。『法律』というツールを使ってトラブル解決できるのであれば、プロになってみようと思い司法試験を受験。その後、10年間の裁判官勤務を経て弁護士になりました。
相談者に寄り添ううちに世の中は封建的、独善的な価値観が幅を利かせている面もまだ残っていて、法律があまねくいきわたっているわけでもないのだと驚きました。法令遵守が叫ばれながら、企業の不祥事が後を絶たないのもその延長だと感じています。法律家を社外取締役に据えるのも有効なリスクマネジメントです。そうした要職に就く女性がまだ少ないアンバランスさも課題と感じながら、日々法律業務や弁護士会などの活動に取り組んでおります。
法律は私たちの身を守ってくれる身近なものです。私たちの未来を一緒に変えていきましょう。
九州大学法学部卒業。政府系金融機関に就職した後、一年発起し司法試験に挑戦。合格後、裁判官に。10年間、民事・刑事事件はもちろん、行政・家事・少年事件を手広く担当。2006年弁護士へ。2010年、2011年法務省法教育推進協議会の法教育懸賞論文で2年連続受賞。2018年には「第67回読売教育賞(社会科教育部門)」優秀賞受賞。
市民と法律家の架け橋となるべく法教育・講演会活動に力を注ぎ、西日本新聞・法教育コラム『HKT(Haruta Kumiko Teacher)法教育』の執筆や「18歳と学ぶ『憲法』って何?」を連載。NHK福岡『はっけんテレビ』の法律問題コーナー担当。その他、RKB「豆ごはん」レギュラー、KBC・RKB・NHK・TNCのTVやラジオ番組、CROSS FMのラジオにも解説者として出演回数多数。
日本弁護士連合会では、市民のための法教育委員会に所属し、弁護士の学校派遣制度の責任者を担当。一般的な弁護士業務の枠を超えて、未来を担う次世代のリーガルマインド養成をライフワークの一つと捉え、《法教育》の出前授業においても活動中。九州弁護士会連合会・法教育に関する連絡協議会委員長。
他、多数歴任
法務省(法教育推進協議会 等)主催の法教育懸賞論文にて
平成30年「第67回読売教育賞 社会科教育部門」優秀賞 受賞
主権者教育の出前教育などを行ってきたことが評価される。